【KOREA WAVE】離婚訴訟の結果に不満を持った60代の男性が5月31日午前、ソウル地下鉄5号線の車内に火を放った事件で、当時最後尾の車両に乗っていた乗客たちの冷静な対応が、後日ネット上で広まり注目を集めている。 6e5p6k
オンライン上で5日、事件当時に現場に居合わせた被害乗客が、2日に投稿した体験談が話題となった。
投稿者は「そのときは『え?これ本当なの?映画みたい。まさか自分がこんな目に?』と思いながら地下トンネルを走っていた」と当時の動揺を振り返った。また「報道の写真を見て、今になって『本当に運よく生きてるんだな』と実感した」と記した。
さらに、乗客たちの行動について「他の投稿では泣き出す人がいたと書かれていたが、自分がいた最後尾車両では、女性たちが電話で『〇号車で火事です!』と通報し、『ドアを開けますか?』と声を上げ、男性たちが手際よくドアを開けた。そのまま飛び降りたりはせず、指示があるまで冷静に待っていた」と証言した。
「女性の一人が『トンネル内に煙がなければ近くの駅まで走れとのことです』と共有すると、他の男性が顔を出して『煙はありません!』と叫び、『汝矣ナル駅のほうが近いです!』と皆で声を掛け合って脱出した」と、乗客同士の見事な連携も明かされた。
投稿には、トンネル内を走って避難する乗客の姿を収めた写真も添えられており、「走りながらも『これ本当なのか?』と思いながらシャッターを切った」とのコメントが添えられていた。
この投稿に対しネットユーザーからは「皆が冷静に対処していてすごい」「まるで映画のワンシーン」「誰も自分だけ助かろうとせず、声を上げてくれる人がいて本当に良かった」「非常時にあそこまで役割分担できるのはすごい」といった称賛の声が相次いだ。
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