続けて橋は、2曲目の「霧氷」を歌い始めたが、マイクを持った手が胸より上にあがらず「ちょっとマイクさん、音が全然出ないんだけど」とボヤく場面も。リズムにのれず歌詞が分からなくなった橋は「もっと歌ってもいいですよ、みなさん」と客席に呼び掛けた。

 楽曲「絆(KIZUNA)」を歌うためZEROが登場。ZEROが橋に歌詞を耳打ちし、楽曲を歌い上げた。歌い切ったZEROは「橋さん、一緒に米売らないといけない」と声をかけ、2人は腕を組みロビーへ移動した。

 この日、会場には「絆米」と名づけられた宮城県を中心とした農家から集まった一等米600キロが「2キロ1000円」で販売。これは橋への激励と、東日本大震災で助けてもらった全国の方々へのお礼の意味が込められているという。

 最後に橋は車いすから立ち上がり「みんなで頑張りましょう。今後とも橋幸夫を忘れず。(ステージでまたお客さまに)早く会えることを楽しみにしてます」としっかりした口調で締めくくった。