仮面ライダークウガ』がいかにして企画され、キャラクターや物語がどのようにして生まれ、映像の中で生き抜いてきたのかを、貴重な当時資料の数々と関係者証言を交えて語りあげた「メイキング」要素の強い展示イベントのことである。

東京会場は東京・名古屋・大阪での開催が予定されている。ここでは東京会場開催の前日となる13日に行われたマスコミ向け内覧会のもようを、ごく簡単にレポートしてみたい。
○『クウガ』が世に送り出されるまでを追う

「超スーツアクターを務めている。

会場内はROOM1からROOM10まで10種類の部屋に分かれており、『仮面ライダークウガ』の企画立ち上げからデザインワークス、文芸スタッフによるストーリー作り、そして各話の詳細解説というように、作品が世に送り出されるまでの詳細な流れを追いかける趣向。

エントランスでは、本展のナビゲーター(音声ガイド)を務めるマイティフォーム)の立像が展示され、背後のスクリーンには新規撮影によるオープニング映像が流れる。

「戦うための姿」と題されたROOM3では、戦況に応じて色と形を変え、さまざまな能力を発揮すのタイタンフォームがそれぞれ、登場&活躍エピソードを想起させる最高のシチュエーション、最高のポージングを施され、まるでドラマのワンシーンを生で観ているかのような、かつてない臨場感をかもし出している点に注目したい。

写真のクウガが狙いを定めた「標的」の存在も気になるところだ。

20世紀最後の年(2000年)、新しい時代を切り拓く特撮ヒーロー作品を作るにあたってスタッフ諸氏がヒーローと同じくらい心血をそそいだのが、いわゆる「悪の怪人」の設定だった。

「動植物の能力を備え、凶暴で残忍な性質を備えた超古代の怪人」というグロンギ怪人のキャラクター性は強烈なインパクトを視聴者に与え、作品評価を高める一因となっている。

ROOM5では、戦喫茶店であるかのような錯覚に陥ってしまう。このスペースは写真撮影OKエリアであり、5つ置かれた椅子に座ることも可能だという。ファンにとって絶好のフォトスポットになることは間違いない。
○記念写真撮影やグッズも見逃すな!

また「超セッションが行われた。

物販コーナーでは、フェイス関連商品も充実。

「超スーツアクター鼎談」をはじめとするインタビュー記事も超充実。本展を観た後なら、絶対に手に入れておきたくなる一冊だと断言する。

「超7月6日まで開催される。

(C)石森プロ・東映

秋田英夫 あきたひでお VDバトルフィーバーJ(解説書)』ほか多数。 この著者の記事一覧はこちら
(秋田英夫)

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