入札の備蓄米、12.8%が小売店に 随意契約の追加分は98社申請

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内藤尚志
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 政府備蓄米の随意契約について、農林水産省は11日、追加放出分の受け付けを始めた。対象は8月までに消費者に売る小売業者で、同日午後5時までに98社から計約4.2万トンの申請があった。一方、大手向けの随意契約枠では2社が申請を取り下げたことが判明。契約が順調に伸びるかは見通せない。

 11日から受け付けを始めたのは、新たに放出する10万トンと、中小の業者向けの契約枠から移した2万トンの計12万トン。いずれも2021年産の玄米で、60キロあたり税抜き1万80円で売り渡す。これまで放出した21年産と同額で、店頭での値段は5キロ1800円程度になる見込みだとしている。

 今回は大手、中小、米穀店ご…

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内藤尚志
経済部
専門・関心分野
雇用・労働、企業統治(ガバナンス)、経済政策
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