[MOM5131]西武台DF高倉大翔(3年)_バチバチのゲームが「好き」。主将のCBが駆け引きと熱量で上回り、完封勝利
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.11インターハイ埼玉県予選準決勝 成徳深谷高 0-1 西武台高 NACK]
成徳深谷高は序盤からロングスローやロングボールを繰り返し放り込んできていたが、その前に西武台高のセンターバック(CB)高倉大翔主将(3年=浦和レッズジュニアユース出身)が立ちはだかった。
身長は178cmで特別なサイズがある訳では無い。だが、「タイミングと入り方、あとはボールに競る前の相手との駆け引き。やっぱり身長ない分、そこを大事にしてますし、そこは自分の武器だと思って、自信を持ってやっています。今日みたいなバチバチした試合っていうのは、自分は好き」。その言葉通り、熱量を持って相手に挑み、跳ね返してチームを勢いづけていた。
「相手がロングボールとか、ロングスローとか、そういったところを武器にしているチームっていうのは分かってたんで、そこで自分が競って勝てれば、チームも楽になりますし、盛り上がると思いますし、そこは自分が勝てるように意識していました」
幅広いカバーリングでも効いていたCBは、特に前半「ほぼ負けてない」という内容。後半も「後ろが失点しなければ負けることはないので、失点しないっていうのはいつも考えています」というCBとしてのこだわりを表現した。そして無失点勝利。だが、試合終盤は跳躍の高さが低下し、競り負ける部分があったことを課題に挙げ、改善することを誓っていた。
高倉は1対1やスライドの部分を向上させ、Aチームで昨年度の選手権予選前から先発。関根雄太監督が「頭がいい」と表するDFは、これまでの試合で課題となったことを忘れず、ゲームをコントロールする力がある。加えて、元スペイン代表CBセルヒオ・ラモスのリーダーシップやFWとのマッチアップを参考に、熱量を持って戦う姿勢も魅力。そのリーダーは昌平高(15日)との決勝で自分たちの良さを出し、無失点で勝つことを誓う。
「相手がやっぱり上手い選手も、速い選手もいる中で、自分たちが引いてしまったら相手の良さが出ちゃって自分たちが負ける形になっちゃうと思うんで、そんな引いたりしないで、自分たちのサッカーをしながら、後ろはゼロにこだわるっていうところができればなって思います」。昌平は個々のクオリティの高さに加え、セットプレーでの高さも。主将はチームメイトとともにその相手を封じ切り、県新人戦に続く2冠と全国切符獲得を果たす。
(取材・文 吉田太郎)
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[6.11インターハイ埼玉県予選準決勝 成徳深谷高 0-1 西武台高 NACK]
成徳深谷高は序盤からロングスローやロングボールを繰り返し放り込んできていたが、その前に西武台高のセンターバック(CB)高倉大翔主将(3年=浦和レッズジュニアユース出身)が立ちはだかった。
身長は178cmで特別なサイズがある訳では無い。だが、「タイミングと入り方、あとはボールに競る前の相手との駆け引き。やっぱり身長ない分、そこを大事にしてますし、そこは自分の武器だと思って、自信を持ってやっています。今日みたいなバチバチした試合っていうのは、自分は好き」。その言葉通り、熱量を持って相手に挑み、跳ね返してチームを勢いづけていた。
「相手がロングボールとか、ロングスローとか、そういったところを武器にしているチームっていうのは分かってたんで、そこで自分が競って勝てれば、チームも楽になりますし、盛り上がると思いますし、そこは自分が勝てるように意識していました」
幅広いカバーリングでも効いていたCBは、特に前半「ほぼ負けてない」という内容。後半も「後ろが失点しなければ負けることはないので、失点しないっていうのはいつも考えています」というCBとしてのこだわりを表現した。そして無失点勝利。だが、試合終盤は跳躍の高さが低下し、競り負ける部分があったことを課題に挙げ、改善することを誓っていた。
高倉は1対1やスライドの部分を向上させ、Aチームで昨年度の選手権予選前から先発。関根雄太監督が「頭がいい」と表するDFは、これまでの試合で課題となったことを忘れず、ゲームをコントロールする力がある。加えて、元スペイン代表CBセルヒオ・ラモスのリーダーシップやFWとのマッチアップを参考に、熱量を持って戦う姿勢も魅力。そのリーダーは昌平高(15日)との決勝で自分たちの良さを出し、無失点で勝つことを誓う。
「相手がやっぱり上手い選手も、速い選手もいる中で、自分たちが引いてしまったら相手の良さが出ちゃって自分たちが負ける形になっちゃうと思うんで、そんな引いたりしないで、自分たちのサッカーをしながら、後ろはゼロにこだわるっていうところができればなって思います」。昌平は個々のクオリティの高さに加え、セットプレーでの高さも。主将はチームメイトとともにその相手を封じ切り、県新人戦に続く2冠と全国切符獲得を果たす。




(取材・文 吉田太郎)
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Text by 吉田太郎