◇13日(日本時間14日) MLB ドジャース2―6ジャイアンツ(ロサンゼルス)
ドジャースは大谷翔平、ベッツ、フリーマンの「MVPトリオ」がいずれも無安打に終わるなど、チーム計2安打2得点で敗れた。チーム打率は試合前時点で大リーグトップ(2割6分5厘)だったが、2戦連発となる12号ソロを放ったT・ヘルナンデスが2安打を放ったのみだった。
大谷は第3打席までは先発右腕ウェブの投球術に翻弄(ほんろう)され、初回は2ボール1ストライクから外角高めシンカーに手が出ず、見逃し三振に倒れた。3回1死では遊ゴロ。6回は先頭でこの日2度目の見逃し三振。8回2死は変則右腕ロジャーズに二ゴロに倒れた。この日のノーヒットを受け、山本由伸投手の先発試合では打率1割6分7厘(48打数8安打)、2本塁打、2打点と寂しい数字となっている。
ドジャース打線は1得点が2度。1点ビハインドの2回は安打なしの得点で、4番スミス、5番T・ヘルナンデスの連続死球と内野ゴロで1死一、三塁とし、パヘスが犠飛。3点ビハインドの7回にはT・ヘルナンデスの右越えソロで反撃したが、追い上げはそこまで。右腕ウェブ、ロジャーズ、ウォーカーの継投で打線を分断された。
山本は4イニング3分の2を投げ、6安打5失点で5敗目(6勝)を喫した。序盤から球審の厳しい判定にも泣かされ、同点の3回には四球3つを与えた後に6番シュミットに左越え満塁弾を浴びた。マウンド付近でグラブを振り上げ、自らの腰付近にたたきつけるようなしぐさも見せた。失点は自己ワーストタイ、5四球は自己ワーストだった。(写真はAP)